ホーム到津の森公園資料室 ≫ 「(仮称)動物のいる自然の森公園」に関する市民意見調査結果報告書(概要版)

資料室

「(仮称)動物のいる自然の森公園」に関する市民意見調査結果報告書(概要版)

平成11年5月

I.提案件数及び調査対象者
1.提案箱計 63件 
  (1)インターネット 35件 
  (2)郵便及びFAX 28件(内、FAX 4件)
2.市民意見調査計 99団体・件
  (1)存続要望署名団体 37団体(回収率 71%)
  (2)調査票提出希望団体 9団体/37件
  (3)インターネット25件
3.市民意見表明会計 16団体 

II.調査結果の概要

1.提案箱
●動物園の施設について    
  ・芝生広場・くつろげる休憩の場が必要 7件 
  ・若者から高齢者、身障者にも対応できる施設 7件 
  ・娯楽施設、遊具の充実 5件 
  ・植物園や水族館など、他施設の併設 6件 
  ・駐車場の整備 3件 
  ・トイレ(身障者用を含む)の充実 3件 
  ・遊具以外の施設の充実 3件 

●動物園の機能について    
  ・動物とのふれあいの充実 9件 
  ・動植物学習の場を設ける 9件 
  ・動物飼育環境の改善 8件 
  ・林間学園の充実 4件 
  ・オリのない自然の中の動物園 4件 
  ・環境教育の場として位置付ける 2件など

●動物園の運営や集客体制について    
  ・料金体制の見直し 6件 
  ・ボランティアや人材バンクの活用 6件 
  ・イベントや企画の充実 5件 
  ・存続署名者に運営面での協力を 2件 
  ・友の会の設置 2件など

●その他の意見    
  ・公園の名称についての提案 7件 
  ・レストランメニューの改善 2件
  ・売店の充実、グッズの販売 2件など

2.市民意見調査
●新しい動物公園のあり方、基本理念について
〈存続要望署名団体調査〉
 9割を越える団体に理解され、賛成できない意見としては「遊具をなくすのは理解できない」というものだった。
〈調査票提出希望団体調査
 9割を越える団体に理解されている。
〈インターネット調査〉
 8割を越える人に理解されている。「具体的なイメージが湧かない」等の意見も少数ながらあった。

●動物とのふれあいについて
 各団体、個人とも「多くの動物を近くで観察したい」が1番目になり、「生き生きとした野生の姿が見たい」という意見が上位であった。また「えさをやりたい」という意見も上位にあり、直接的な動物とのふれあいを求める声も多い。

●残す動物について
〈存続要望署名団体調査〉
 残したい動物の上位種は、ゾウ(89.2%)、キリン(70.3%)、ライオン(59.5%)だった。その他、新しく入れたい動物、残してほしい動物として、珍しい小動物(プレーリードック、リスザル、アライグマ、ラッコ、コアラ、ミーアキャットなど)が特に子供達からの意見として多く上がっていた。また、海に住む動物(魚類、イルカ)も少数ながらあった。
〈調査票提出希望団体調査
 残したい動物の上位種は、ゾウ(97.3%)、キリン(73.0%)、ライオン(62.2%)だった。その他、主な意見として、「ひびき動物ワールドでは見ることのできない大型動物が見たい」「ラッコやコアラのような目玉動物がほしい」という意見もあった。
〈インターネット調査〉
 残したい動物の上位種は、ゾウ(96.0%)、キリン(36.0%)、ライオン(36.0%)サル(36.0%)だった。上位人気種は、他団体調査とほぼ変わりなく、全市民的に人気のある動物であると思われる。

●新しい動物公園の施設について
〈存続要望署名団体調査〉
 施設については「芝生広場」「小型遊具、遊び場」(37.8%)、「四季の花畑、樹林」(24.3%)の順になっている。
〈調査票提出希望団体調査
 「芝生広場」(35.1%)「四季の花畑、樹林」「小型遊具、遊び場」「食事、休憩のできるテーブル、ベンチ」(29.7%)の意見が多い。
〈インターネット調査〉
 「芝生広場」(32.0%)「小型遊具、遊び場」(20.0%)の順に意見が多い。

●到津の森の活用方法について
〈存続要望署名団体調査〉
 「散策、オリエンテーリング、ハイキング」が最も多く(40.5%)、2番目に「動植物観察の場」(37.8%)、3番目に「宿泊施設、キャンプ場、オートキャンプ場」(18.9%)というように施設的なものよりも、現在の森を残して活用し、身近な自然を感じ、体験する場が望まれている。
〈調査票提出希望団体調査
 ここでも同じように、1番目「動植物観察の場」「散策、オリエンテーリング、ハイキング」(共に21.6%)3番目、「宿泊施設、キャンプ場、オートキャンプ場」(13.5%)というように、身近な自然を感じ体験する場が望まれている。また、学校単位で利用したいという意見もあった。
〈インターネット調査〉
 1、2番目に「動植物観察の場」「散策、オリエンテーリング、ハイキング」(共に8.0%)が上がり、同じように、身近な自然を体験する場が望まれている。

●新しい動物公園の特色などについて
〈存続要望署名団体調査〉
 1番目に「多彩なイベント(動物ショーなど)」が上がり(29.7%)、イベントを行い、市民と動物園とが接点をつくり、市民参加ができる動物園であることが望まれている。これは、3番目に上がった「市民が参加(ボランティアなど)できる動物園」(16.2%)でも、伺い知ることができる。2番目には「動植物学習の場やサポート体制」が上がり(18.9%)、動物や植物について、直接学べる場の必要性が感じられる。
〈調査票提出希望団体調査
 1番目に「動物とのふれあい(タッチングズー)」が上がり(21.6%)、2番目に「オリのない自然の中の動物園」という意見が上がった(16.2%)。ここから、動物との"ふれあい"を大切にしたいということが伺い知れる。
〈インターネット調査〉
 1番目に「動物とのふれあい(タッチングズー)」が上がった(16.0%)。その中の意見としては、やはり、親が子供に対して動物とふれあう機会を与えてやりたいというものがあった。

●新しい動物公園の運営に関することについて
〈存続要望署名団体調査〉
 「ボランティアや人材バンク」が1番目に多く(40.5%)、ボランティアとして積極的に動物園と関わりたいという意見が多かった。2番目には「友の会の設置」が多かったが(35.1%)、友の会の会員には入場料の割引等の特典をつけるべきだという意見があった。また、3番目には、「募金、基金の設置」が上がり、動物園及び動物学習の場を存続するには、公費投入もやむをえないという意見もあった。
〈調査票提出希望団体調査
 「ボランティアや人材バンク」が1番目(32.4%)、2番目には「友の会の設置」が多く(24.3%)、3番目に「サポーターや里親制度」(18.9%)となり、個人としても積極的に動物園と関わりたいという意志の現れと思われる。
〈インターネット調査〉
 1番目に「ボランティアや人材バンク」(20.0%)、2番目に「友の会の設置」「(税金を含めた)市のバックアップ」「料金体制の見直し」(共に8.0%)となっているが、他団体と比べると、具体的考えを持っている解答が少なくなっている(無回答60%)。

●新しい動物公園の運営に関することについて
各団体、個人とも、「1年に1回は必ず動物園に行く」(52.0~73.0%)が1番目となり、「基金や募金で協力する」(28.0~43.2%)が2番目となった。これにより、市民として積極的に動物園に行き、金銭的にも協力しようとする姿勢が感じられる。

(注)その他の意見(主なもの)
〈存続要望署名団体調査〉
 ・幼稚園の遠足等の利用を促進
 ・条件がそろえばスポーツ少年団の駅伝大会、交流会として利用可能
〈調査票提出希望団体調査
 ・遠足や社会見学のとして活用する。
 ・障がい者の雇用の場とした時の支援、ノウハウの提供。
 ・鳥の渡り時期(冬季や秋)にバードウオッチングの観察指導は可能。

●その他
どのようなイメージの動物公園が望まれているか

〈存続要望署名団体調査〉
 ・絶滅危惧種の保護
 ・放し飼いをしてえさをやれる
 ・ごみのない公園
 ・博物館、干潟など外へ出ていく窓口になるように
 ・年長者もいける公園
 ・柵のない広い飼育場
 ・鳥は大きいゲージで飼育する
 ・ふれあい広場を拡大する
 ・珍獣より自然な動物の姿を見たい
 ・教育的効果のある動物とのふれあいを望む
 ・ありのまま自然に近い形で飼育してほしい。
〈調査票提出希望団体調査
 ・自然に近い形での展示
 ・市民全体の憩いの場
 ・安全・管理面の管理の行き届いた公園
 ・北九州のシンボルとなるような公園
 ・動植物公園となってほしい
 ・市民のボランティアで成り立つ公園
 ・幼児から大人まで楽しめる自然のある公園
〈インターネット調査〉
 ・動物にとっていい環境で暮らしてほしい
 ・チンパンジーの群飼育、生態展示を行ってはどうか
 ・北九州市民だけでなく各地から親しまれる公園となってほしい